池と門 |
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境内はさほど広くは有りませんが、周囲の世界と隔絶された別世界のような雰囲気を感じさせてくれます。広くない分、落ち着いて拝観するにはちょうどいいかもしれません。
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拝殿 |
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拝殿は鎌倉時代頃の作と見られています。横長で丸みを少し持たせた寝殿造風の建築で、優美な印象を与えてくれます。
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本殿 |
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本殿は覆屋の中に3社の内殿が納められている形となっており、この内殿が日本最古の神社建築の遺構とされています。ちなみに祭神は応神天皇、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)、仁徳天皇です。
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桐原水 |
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かつて室町時代に宇治茶が栄えた頃、「宇治七名水」と呼ばれる名水が伝えられてきましたが、現在はこの桐原水のみが残っています。容器持参でくんで持ち帰りも一応可能です。
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- 歴史沿革
- 創建年代は不詳。平等院完成の後に現在の本殿三社が創建されたと推定されている。現在は世界遺産に指定されている。
- 宇治上神社創建にまつわる話
- かつて応神天皇が皇位を末子である菟道稚郎子に譲ろうとしたが、菟道稚郎子は兄の仁徳天皇に譲り、自ら宇治に隠れ住んだ。しかし、仁徳天皇は先帝の決めたことであるからと兄弟で位を譲り合い、天下が乱れた。この状況を憂い、菟道稚郎子は自殺し、皇位を仁徳天皇に継がせた。この事実を聞いた仁徳天皇は急ぎ宇治に駆けつけ、手厚く葬ったというのが宇治上神社の起源とされている。
- 祭神
- 菟道稚郎子・応神天皇・仁徳天皇
- 交通
- 京阪宇治線宇治駅より徒歩10分
またはJR奈良線宇治駅より徒歩20分
- 拝観料
- 全部無料、とてもありがたい!
- 見どころ
- 荘厳な雰囲気の境内。
- おみやげ
- 社務所でお守り、清めの砂などを売っているが、桐原水をくんで持ち帰るのもいいかも
- 実際に訪れて
- 境内が凛とした雰囲気に包まれていて、身が引き締まるような感じすら漂わせているが、決して悪い感じはしない。むしろ、落ち着いて拝観できていい感じ。ちなみに自分の家族のお祓いなどはここでやってもらえました(世界遺産でお祓いを受けられるのはけっこううれしいです)。
- おすすめ度
- ☆☆☆☆☆
落ち着いた雰囲気の境内、日本最古の神社建築、拝観料無料といいところばかり。拝観者があまり多くない平日拝観がベストでしょう。
- こんな方におすすめ!
- 静かに世界遺産を見たい方(世界遺産の割には観光客が少ないので)
世界遺産でお祓いを受けたい方(作者も受けました)
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京都の南行くならここ!
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