三門 |
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境内に入ると、まず一番に目に付くのがこの壮大な三門です。でも、京都の他の寺と比べると何か違うような印象を受けると思います。まるで日本から中国に来たような、不思議な感覚にとらわれるでしょう。
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回廊 |
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卍くずしの勾欄で仕切られた回廊を巡りながら、拝観する形になります。この回廊もどことなく中国的、何しろ中国の明時代の文化の影響を強く受けて創建された寺院ですから。
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大雄宝殿 |
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万福寺最大の堂宇であり、本堂です。さらに日本で唯一のチーク材を使った歴史的建造物、中には本尊の釈迦如来像などを安置しています。この仏像もどことなく中国的で、日本との文化の違いを感じさせてくれます。
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開ばん |
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木魚の原型とも言われています。木魚が「魚」の字を使っているのもこのあたりからでしょうか?現在でも時を報ずるために使用されています。万福寺のシンボルと言うか、万福寺で一番印象的なポイントかもしれません。
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- 歴史沿革
- 中国から渡来した隠元が1661年、後水尾天皇や江戸幕府第4代将軍徳川家綱の援助を受けて創建。黄檗宗の本山。
- 交通
- 京阪宇治線黄檗駅またはJR奈良線黄檗駅より徒歩7分
- 拝観料
- 500円、割合常識的な金額
- 見どころ
- 中国的な建造物群、仏像
- おみやげ
- 普茶料理(精進料理の一種:予約が必要)
お土産として売られているゴマ豆腐は美味しいです。
- 実際に訪れて
- 京都の寺院のイメージをいい意味で見事なまでに打ち砕いてくれるというか、京都と言う感じを全く受けないのがけっこう衝撃的です。まるで中国に来ているかのような感じを受けますが、これはこれで万福寺の魅力でもあります。
- おすすめ度
- ☆☆☆☆
京都の寺院のイメージにとらわれない人、中国文化を感じてみたい人には是非おすすめ。寺院のイメージを頭の中で壊されるような衝撃を味わうでしょう。特に天王殿の弥勒菩薩(布袋)像は見てびっくりです。
- こんな方におすすめ!
- 中国の寺院に興味のある方
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京都の南行くならここ!
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