参道入り口 |
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円福寺は年に2回、4月20日と10月20日の万人講のときにのみ一般拝観が許されています。年に2回と言うことで、その2日は多くの人とで店でにぎわいます。でも、ふだんは厳粛な雰囲気に包まれ、雲水が周囲を行き交い、いかにも禅の道場と言う感じです。
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山門 |
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ふだん拝観ができるのはこの山門までです。ここから先に一般人が入れるのは万人講のときのみです。万人講のときは山門前にまで出店が軒を連ね、かなりにぎやかです。いつもは落ち着いた雰囲気の境内もこの日だけは一変します。と言っても、ふだんは山門から中には入れないんですが。
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境内 |
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境内の伽藍が整備されたのは江戸末期ごろからとされ、現在も広大な敷地に堂宇が並びます。本堂以外は新しいので、達磨大師像を期待する人はあまり気に留めないでしょう。何でもこの万人講の日に達磨大師像を拝観し、寺で振舞われる赤膳の精進料理を食べれば厄除け・中風に霊験あらたかと言うことだそうです。
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本堂 |
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日本最古、三大達磨の1つといわれる達磨大師坐像を安置している本堂です。他の堂宇と比べその古さが際立ってます。中には聖徳太子作とありましたが、鎌倉時代ごろの作で1807年に妙心寺海門和尚が譲り受け、この寺に安置されたものだそうです。目をはっきり見開いた姿に圧倒されます。
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- 歴史沿革
- 1783年、斯経禅師により開創
- 交通
- 京阪本線八幡市駅またはくずは駅よりバスで15分(万人講のときには臨時バスが出ます)
- 拝観料
- 無料(但し拝観できるのは4月20日と10月20日の万人講のときのみ)
- 見どころ
- 達磨大師坐像
- おみやげ
- 万人講の時には参道周辺に出店が多数出ます。また、寺の中でもお札などが売られています。
- 実際に訪れて
- とにかく万人講のときは人が多く、禅寺としての雰囲気はどこへやら、と言う感じです。厄除けの精進料理を振舞う食堂は列をなし、本堂内では肩こりに利くおまじないを受ける方で混み合いと、ゆっくり拝観すると言うよりそのご利益にすがる方がほとんどで、禅寺の雰囲気を味わう感じではありませんでした。
- おすすめ度
- ☆☆☆
禅寺の修行道場の雰囲気は万人講のときは人が多すぎて感じることは出来ません。ふだんは落ち着いた道場らしい雰囲気なのですが、その時は拝観できないと言うジレンマがあります。中風や肩こりにご利益があるということなので、万人講のときはそう言うご利益にすがることに割り切った方がよさそうです。
- こんな方におすすめ!
- 肩こりや厄除けのご利益を期待したい方
たとえにぎやかでも禅寺の修行道場を見てみたい人
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京都の南行くならここ!
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