正門 |
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この八幡宮は、かつては「西の日光」と言われるほどの広大な社殿を構え、その神領も広大なものでしたが、幕末の禁門の変で焼失し、その後東海道本線開通のため大半がその用地となってしまい、ごく一部にその面影が残っている程度です。
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境内 |
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この地に「石清水八幡宮」が創建されてから、対岸の男山にも分祀され、現在の石清水八幡宮となりました。このことから、毎年4月3日に勅使がここに参った後、淀川を船で渡り、男山を参拝すると言う「日使頭祭」が起こりました。室町時代には葵祭を「北祭」と呼んだのに対し、この祭りを「南祭」と呼ぶほど豪華なものであったと言われます。
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拝殿 |
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この神社は製油発祥の地とも言われています。清和天皇の時代に神主が荏胡麻(えごま)を搾って油を採り、灯火に用いたのが始まりと言われています。山崎が3つの川の合流する交通の要所でもあったことから、この油が独占的に各地に売り歩かれたようです。
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- 歴史沿革
- 清和天皇の夢のお告げにより、宇佐八幡宮から神霊を奉じて帰京した行教がこの地で霊光を見、この地を掘る清水が湧き出したので「石清水八幡宮」を859年にこの地に創建。嵯峨天皇離宮の地であったので現在は離宮八幡宮と号している。
- 祭神
- 応神天皇
田心姫命(たごりひめ) 市杵島姫命(いちきしまひめ) 湍津姫命(たぎつひめ) 酒解大神(さかとけおおみかみ)又は大山祇神(おおやまつみのかみ)
- 交通
- JR東海道本線山崎駅より徒歩2分。
阪急京都線大山崎駅より徒歩5分
- 拝観料
- 無料(由緒書きは100円)
- 見どころ
- 社殿
- おみやげ
- 一般的なお守りやお札のほかにも荏胡麻油が社務所で売られています。
- 実際に訪れて
- 「西の日光」と呼ばれたほどの風格は今はあまり感じることは出来ませんでしたが、落ち着いた雰囲気の境内はのんびり散策するにはもってこいです。拝観だけしかできず、製油発祥の地など歴史的に重要な位置を占めているのに、数々の資料などを見る事ができないのはちょっと残念。
- おすすめ度
- ☆☆☆
これは、と言う見どころがないのがちょっと残念ですが、駅から近いので、宝積寺や天王山ハイキングなど山崎の観光のコースの一端に加えるにはいい場所です。
- こんな方におすすめ!
- 山崎をあちこち巡りたい方
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京都の南行くならここ!
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