参道 |
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周辺の森は柞の森(ははそのもり)と呼ばれ、この祝園神社の境内でもあります。崇神天皇の時代に朝廷に反逆を企て討伐された武埴安彦(たけはにやすひこ)の霊が鬼神となって留まり、人々を悩ませたのがこの森です。この霊を慰めるために始まったのがいごもり祭と言われています。
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境内 |
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周辺が森だけあって、境内は昼でも薄暗く、静けさに包まれているような感じです。山門が現在でも残されているなど、昔の神仏習合の名残を強く残している部分もあります。ちなみに由緒書きは拝殿の天井付近にあって、非常に読みづらい・・・何とかならないものでしょうかね?
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本殿 |
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本殿は覆殿の中に三柱祭神が祭られています。ちなみにいごもり祭は、毎年、1月の中ごろ申の日、3日間行われます。山城町の湧出宮のいごもり祭と対を成すとされています。周辺全体が消灯し、暗闇の中で、たいまつを持った人が種まきのまねをする儀式などが行われます。
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- 歴史沿革
- 770年、称徳天皇の勅命により春日大明神を勧請して創建
- 祭神
- 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
健御雷命(たけみかづちのみこと) 経津主命(ふつぬしのみこと)
- 例祭
- いごもり祭 1月の申の日より3日間
- 交通
- 近鉄京都線新祝園駅・JR学研都市線祝園駅より徒歩15分
- 拝観料
- 無料
- 見どころ
- 神秘的な雰囲気のする境内
- おみやげ
- 特になし。周辺に店もありません。
- 実際に訪れて
- 駅からかなり離れていますが、一本道のため、迷うことはあまりないと思われます。ただ、普段境内を見ても、これが見どころだと言えるものはありません。真価はやはりいごもり祭のときでしょう。
- おすすめ度
- ☆☆
☆☆☆☆(いごもり祭の時) 普段は見どころがあるとはいえない上、駅からもけっこう離れているのでおすすめしづらいのですが、奇祭いごもり祭はこの地域の文化を知る上で見ておきたい祭でしょう。2月の湧出宮のいごもり祭と比べながら見るのも面白いでしょう。
- こんな方におすすめ!
- いごもり祭に興味を持った方
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京都の南行くならここ!
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