金胎寺の案内

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金胎寺(こんたいじ)

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山門
山門 金胎寺

車があればかなり楽ですが、バスなどを利用すれば、ここに来るまでに途方もない時間が掛かります。それも一種の修行のようなものでしょうか・・・金胎寺のある鷲峰山は大和の大峰山と並ぶ二大霊峰の一つして多数の修験者を集めてきました。ちなみに「鷲峰山(じゅうぶせん)」と読みます。

本堂
本堂 金胎寺

元弘の変の際、後醍醐天皇はこの金胎寺を根拠にしようとしたそうですが、大軍を集めるのに不適であるということで笠置に移ったそうです。しかし、鎌倉幕府軍はこの金胎寺を焼き討ちし、さらにその後の火災により大部分の堂宇を失いました。1523年にその焼失した堂宇の代わりに2万本の杉が植えられたそうです。

多宝塔
多宝塔 金胎寺

金胎寺は古刹として多数の寺宝を有しています。その中の一つがこの多宝塔です。1298年、伏見天皇が出家した際に建立されました。このように古くから修験場として信仰を集めてきましたが、現在でもその修験場をめぐる事ができます。ただし、午前中までしか入る事ができないことから考えても、かなり厳しい道のりである事が予想されます・・・

宝篋印塔(ほうきょういんとう)
宝篋印塔 金胎寺

山頂中央部に立てられているのがこの宝篋印塔です。1300年の印字があることからこの頃の建造と考えられます。周辺は眺めが非常によく、晴れた日には琵琶湖や比叡山も眺める事ができるくらいです。それだけ高い山にある厳しい修験場と言うことなのでしょうが・・・

歴史沿革
676年役小角が開き、722年、大澄大師が再建中興した。
護摩法要
9月第1日曜日(公開されているので、訪れるチャンスでもあります)
交通
JR加茂駅よりJRバスで約1時間、原山バス停下車、徒歩約1時間
拝観料
境内無料、行場は300円(行場は午前中のみ入場可)
見どころ
多宝塔、鷲峰山からの眺望
おみやげ
特になし、店すら周辺には有りません
実際に訪れて
とにかく行くまでが一苦労です。行くこと自体が修行のような感じですらあります。境内はいかにも修験者が今でも修行しているようなそういう雰囲気に満ちています。
おすすめ度

多宝塔の整った建築といい、本格的な行場を巡る事ができることといい、鷲峰山からの眺望と見どころは多いのですが、なにぶんにも遠すぎです。丸1日つぶす覚悟で来なければ、拝観すらおぼつきませんので、それなりの覚悟を持った方のみにおすすめします。でも、京都の南を知る上で欠かせない寺院なので、もし来れるのであれば一度は訪れてもいいでしょう。訪れて後悔は感じさせない寺院だと思います。
こんな方におすすめ!
1日つぶれてもいいから金胎寺をどうしても拝観したい方

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